5枚で解説。モネの絵画はここへ行け!

クロード・モネ
(Claude Monet)

フランスの画家。
1926年(日本の大正15年)
享年86歳。

早くから画家として認められ、
晩年まで作品を作り続けており、
作品数も多いので何が見所か分かり難いですよね。

それを今回は
5枚で把握してしまおうと思います。

モネってどんな絵だっけ?
と、モネの絵の様にぼんやりとしている方が
スッキリする記事となっています。

モネの睡蓮は静かに鑑賞したいのに、
ニューヨークでは常に観光客がいて
落ち着かないストレスをこの記事で解消します。

モネの絵画ポイント5枚

モネの1872年の作品
「印象-日の出」
(Impression, soleil levant)

この作品が新聞で
批判的に「印象」と言う言葉を使われて
広まってしまった事から、

「印象派」と言われる様になりました。

「印象派」と言われる画家は他に、
ドガ、ルノワール、ピサロ、マネがいます。

今回紹介する5点の絵は
1.「ラ・グルヌイエール」1969年
2.「印象-日の出」1872年
3.「ラ・ジャポネーズ」1876年
4.「睡蓮の池と橋」1899年
5.「睡蓮」シリーズ1915年〜1926年

「印象」前

10代から絵を描き、
1859年パリで絵を学び始め、
印象派となる仲間と出会います。

1861−62年アルジェリアで兵役を務める。
アルジェリアと言えば
画家の「ドラクロワ(1863没)」も、
この国の光を表現する事で名画を描いています。
ドラクロワとモロッコ旅行

1865、66年サロンに各年2点入選。
1867年サロン落選。
1867年サロン1点入選。
1869年サロン落選。

当時、サロンに入選するかしないかは画家の生命線であり、
落選したモネは経済的に困窮していました。

「ラ・グルヌイエール」はルノワールと一緒に描きました。

サロンで落選した1969年。
ルノワールがモネの支援などもしながら、

この年、
ルノワールと画架を並べて描いた作品が…
「ラ・グルヌイエール」

La Grenouillère
メトロポリタン美術館所蔵。

この絵から水面反射の光が強くなっているようです。

後の「印象ー日の出」に繋がる
絵の具を混ぜ合わせずに塗る
「筆触分割」の技法がここで研究されたようです。

一緒に描いていたルノワールの
同じタイトルと構図の絵が、
スウェーデン国立美術館に所蔵されています。
La Grenouillère

「印象ー日の出」が「印象派」の名前の由来

1870年、
兵役を避けるためロンドンへ移ったモネ。

そこで出会った絵がこちら。

William Turner,Norham Castle, Sunrise, 1845
ロマン主義の画家、
ウィリアム・ターナー(William Turner)

1872年、
パトロンが見つかり、サロンを捨て、
「印象-日の出」を描きました。
Impression, soleil levant
フランスのマルモッタンモネ美術館が所蔵しています。

1874年、
サロンとは違い、
芸術家が自由に発表できる場としての、
「第1回目の展覧会」に
モネの「印象-日の出」が展示されました。

新聞で批判をされた事で話題になり、
この「印象」が展覧会の代名詞ともなり、

「第1回印象派展」
と、言われる様になりました。

印象派(Impressionism)
はこの絵から始まったのです。

浮世絵コレクターだったモネ

1800年代、
フランスは日本ブームでした。
「ジャポニズム(japonisme)」と言う言葉が
フランスの辞書に載った程。

浮世絵のコレクターとしては
ゴッホやドガも有名ですが、
モネもコレクターの一人でした。

現在はモネが晩年住んでいた
フランスのジヴェルニー村に、
モネの浮世絵コレクションが保管されています。
Collection of japanese prints of Claude Monet

ラ・ジャポネーズは日本風女子

1876年、
第2回、印象派展に出品された

「ラ・ジャポネーズ」
(La japonaise)

直訳すると「日本人」なのですが、
モネの妻、カミーユがモデルです。

こちらの絵は「浮世絵」所蔵点数世界一の
ボストン美術館にあります。
https://www.mfa.org/
※日本:約18000点、ボストン美術館:約37000点

以前ボストンへ行った時は貸し出し中で、
まだ本物が見れていないんです〜。
浮世絵ならアメリカの美術館

浮世絵の影響強い「睡蓮の池と橋」

1893年、
モネはフランスのジヴェルニー村に家を建て、
そこに日本庭園風の庭を造ります。

1899年から、
「睡蓮と橋」シリーズを18枚描いています。
その中で縦の絵は珍しいのですが、
これが浮世絵の影響の様です。
Bridge over a Pond of Water Lilie 1899
歌川広重 
名所江戸百景 亀戸天神境内

「睡蓮」シリーズは1枚ではないのですが…

最後にタイトルに嘘付いて、
8枚紹介してしまいます。

フランスのオランジュリー美術館で
1915年から1926年、
ほぼ10年をかけて描いた、

巨大な8枚の「睡蓮シリーズ」が展示されています。

先ずはバーチャル美術館で
サイズ感を味わって下さい。
Water Lilies Virtual visit

1「朝」(200cm×1,275cm)
The Water Lilies: Morning

2「緑の反映」(200cm×850cm)
The Water Lilies: Green Reflections

3「日没」(200cm×600cm)
The Water Lilies: Setting Sun

4「2本の柳」(200cm×1,700cm)
The Water Lilies: The Two Willows

5「柳のある明るい朝」(200cm×1275cm)
The Water Lilies: Clear Morning with Willows

6「雲」(200cm×1,275cm)
Water Lilies: The Clouds

7「樹木の反映」(200cm×850cm)
Water Lilies: Trees Reflections

8「柳のある朝」(200cm×1275cm)
The Water Lilies: Morning with Willows

水面に雲が映し出される絵が、
ニューヨークのモネの睡蓮にはないので、
やっぱりモネはフランスで見たいなぁ。

5枚でわかるモネ絵画まとめ

正式には5種類ですね。

1枚目「ラ・グルヌイエール」は
ルノワールと一緒に水面の光の反射を研究していました。

2枚目「印象-日の出」は、
「印象派」の名前の由来となった歴史的作品です。

3枚目「ラ・ジャポネーズ」は
モネがいかに日本に思い入れがあったのか分かります。

4枚目「睡蓮の池と橋」も
浮世絵の影響がはっきりと分かる絵でした。

5種類目「睡蓮」シリーズは
亡くなるまで描き続けた大作です。

当時はキュビズムやシュールレアリズムなど、
新しい絵画の主義が現れ、
モネのこの大作はあまり注目されていなかったようです。

これだけ大きな作品は
他国に移動できないでしょうから、
やはりフランスへ行きモネの大作をゆっくり味わいたいですね。

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