[たった9枚]見てわかる後期(ポスト)印象派

この記事を読むと、
たった9枚の絵画の解説で、
後期(ポスト)印象派とはどんな画家がいたのかわかります。

後期(ポスト)印象派の前に印象派

後期(ポスト)印象派
(Post-Impressionism)は
「印象派」と名前がついているからややこしいですよね。

印象派は
マネ、モネ、ドガ、ルノワール、ピサロ、シスレーなど
が代表し、光の溢れる優しい画風で統一間が見られます。

後期(ポスト)印象派はこの印象派から
更なる進化を求めた画家達のことになります。

そのため、
後期(ポスト)印象派代表の画家たちの絵は
印象派に影響を受けた画家であって、

「だいたい1880~1910年の間フランスで活躍した画家」

ということで、
画風が統一されているわけではないのです。

ここが分かり難いポイント。
そこで今回は後期(ポスト)印象派って

誰?で、どんな絵?
がすぐわかる様になっています。

9人の画家それぞれに代表する一枚と、
所蔵する美術館のリンクを付けています。

また、高画質ダウンロードができるリンクを付けているので、
壁紙などにして楽しんで下さい。

ゴッホ「星月夜」

1941年からニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久コレクションになっている

「星月夜(The Starry Night)」

世界で最も有名な絵画の一つでもある、
見たこと無い人はいないと言っても過言ではないこの作品は、

実際MOMAでも一番人気の絵画であり、
いつ行ってもこの絵の前には人だかりができています。

この作品はゴッホが亡くなる少し前、
精神病院で療養している最中の
病院の窓から見えた景色を描いた物です。

他にも療養中に描いた「アイリス」などの傑作があります。
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これは欲しい!世界3大「花の絵画」
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この絵を描いた「ゴッホ」と
次に紹介する2人
「ゴーギャン」「セザンヌ」の3人だけが
「後期(ポスト)印象派」として紹介されることもあります。

↓↓↓パブリックドメインなのでダウンロードできます。
The Starry Night Download

↓↓↓MOMAの「星月夜」。
The Starry Night

ゴーギャンの「2人のタヒチ女」

メトロポリタン美術館に永久展示されている
ゴーギャンの

「2人のタヒチ女(Two Tahitian Women)」

2011年ワシントンD.C.に貸し出されていた
この絵を犯罪歴と精神病歴のある女性が叩き壊したのですが、
プレキシガラスにより破損は免れました。

ゴーギャンは素朴で純粋な
タヒチの女性に美を見出しました。

その素朴さを高貴に描いた
ゴーギャンの傑作だと思います。

↓↓↓パブリックドメインなのでダウンロードできます。
Two Tahitian Women,1899

↓メトロポリタン美術館の「2人のタヒチ女」
Two Tahitian Women,1899

セザンヌの「カード遊びをする人々」

セザンヌの「カード遊びをする人々」は、
5枚同じテーマで描かれています。

うち一つの「カード遊びをする人々」が
2011年
2億5000万ドル(約246億円)で
カタールの王族が購入したと公表されました。

個人所蔵なので
実物を鑑賞できませんが、
↓↓↓パブリックドメインなのでダウンロードできます。
The Card Players

今回紹介したかったのはこちら。
アメリカ、フィラデルフィアにある
バーンズ財団の美術館が所蔵、展示しているので、
生で見る機会もあることでしょう。
↓↓↓バーンズ財団の「カード遊びをする人々」
The Card Players (Les Joueurs de cartes)

メトロポリタン美術館にも「カード遊びをする人々」
が展示されていますがサイズも小さく習作です。
The card players (Met)

バーンズ財団の絵はサイズが
134.6 x 180.3 cm (53 × 71 in)
と大きく、見応えと、
静物画を得意としたセザンヌの
人物でありながら静かな世界を味わえます。

バーンズ財団はセザンヌの作品が多いので、
セザンヌファンにはおすすめです。

↓↓↓パブリックドメインなでダウンロードできます。
The Card Players

スーラは点描画

こちらも誰もが一度は
見たことがあるかもしれない、
スーラの点描の絵画、

「グランド・ジャット島の日曜日の午後
(A Sunday Afternoon on the Island of La Grande Jatte)」


↓↓↓パブリックドメインなでダウンロードできます。
ダウンロードのマークが絵の右下にあります。
A Sunday on La Grande Jatte — 1884
シカゴ美術館所蔵。

新印象派は「点描画」

スーラ等の点描画は
「新印象派」とも言われます。

スーラと共に点描を発展させたのが、
ポール・シニャック(Paul Signac)。

Opus 217
↑MOMA所蔵。

他ざっと絵と共に紹介。
マクシミリアン・リュス(Maximilien Luce)。

Morning, Interior,1890
↑メトロポリタン美術館所蔵。

イポリット・プティジャン(Hippolyte Petitjean)

Le Pont Neuf,ca. 1912–14
↑メトロポリタン美術館所蔵。

カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro)は
一時期だけ点描で描いていました。

Haymaking, Éragny
↑ゴッホ美術館所蔵。

オディロン・ルドンの優しい巨人

ルドンは不気味なイラストから、

The Misshapen Polyp Floated on the Shores, a Sort of Smiling and Hideous Cyclops
↑MOMA所蔵

美しい花や女性を経て、


↓↓↓パブリックドメインなのでダウンロードできます。(メトロポリタン美術館所蔵)
Bouquet of Flowers
Madame Arthur Fontaine

優しい妖怪(?)へと変化して行った画家です。

Le cyclope, c. 1914
↑オランダ、クレラー・ミュラー美術館所蔵

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これは欲しい!世界3大「花の絵画」
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ロートレックはムーランルージュ

ロートレックはこちらの記事に詳しく書いています。
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サイト内関連リンク
愛ある3人のグラフィックアート作品
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ムンクは「叫び」だけ?

ムンクもこちらに詳しく書いています。
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サイト内関連リンク
エドヴァルド・ムンク「叫び」以外[知っとけ]3作品。
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元公務員のアンリ・ルソー

この後期(ポスト)印象派の中でルソーは
「素朴派」や「日曜画家」と言われます。

仕事はパリの税関職員で、
休みの日に絵を描き、
退職後名画を残した異色の画家です。

ニューヨーク近代美術館(MOMA)では
ゴッホの大人気絵画「星月夜」の横に並べられて飾られている、

ルソーの「夢(The dream)」


この様なジャングルを描いていますが、
ゴーギャンの様に
どこかへ移住したわけではなく、

資料などからイマジネーションで描いている、
まさに「夢」なんですね。

2019年10月から
MOMAはリニューアルするので、
変わっているかもしれませんが、
この絵の前にベンチがあり、

「星月夜」は人ごみが減らないか待ち、
ひたすらこの絵を見続けていた思い出の絵です。
ルソーには失礼な話しですが。

↓↓↓パブリックドメインなのでダウンロードできます。
The Dream
The Dream 1910
↑MOMA所蔵

ベルナールは皆と仲良し

ロートレックが描いたベルナール

ゴーギャんが描いた背景にベルナールの肖像の自画像

背景にゴーギャンの肖像のベルナールの自画像

↓この絵はゴッホが模写しています。

ゴッホも描いていた
画家に優しい画材屋の「タンギー爺さん」を
ベルナールも描いています。

Portrait du Père Tanguy, 1887
↑スイス、バーゼル美術館所蔵

まだまだ後期(ポスト)印象派

ルネ・シュッツェンベルジェ
René Schützenberger

マリウス・ボルジョー
Marius Borgeaud

シャルル・ラヴァル
Charles Laval

テオ・ファン・レイセルベルヘ
Théo van Rysselberghe

ポール・セリュジエ
Paul Sérusier

ポール・ランソン
Paul Ranson

ジョルジュ・レメン
Georges Lemmen

フェリックス・ヴァロットン
Félix Vallotton

ピエール・ボナール
Pierre Bonnard

エドゥアール・ヴュイヤール
Édouard Vuillard

モーリス・ドニ
Maurice Denis

ロベール・アントワーヌ・パンション
Robert Antoine Pinchon

後期(ポスト)印象派まとめ

後期(ポスト)印象派は「印象派」に比べて分かり難いのは、
印象派の影響を受けながら、
それぞれ独自に発展しているからなのです。

それでも強引にまとめるなら、
明るく力強く個性的であるのが
「後期(ポスト)印象派」ではないかと思います。

そして、結局9枚ではなく、
大量に画像を貼付けてしまいましたことをお許しください
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[ちょいエロ]忘れられた巨匠フラゴナールのブランコ
[ルノワール]花だらけの60年
浮世絵とゴッホの関係がすぐわかる作品5点
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