モネの絵を楽しむ基礎知識3つ

今回の記事では、
「印象派」の代表、
クロード・モネの絵に出会った時に
楽しめる基礎知識を3つお伝えします。

優しい色合いが好きな人、
モネ好き印象派好きはもちろん、
フランス旅行する人も必読。

アートと歴史と人が好きなマミーが
クロード・モネに敬意を込めて書いてます。

モネの絵はこの知識で楽しめる

フランス印象派を代表する画家、

クロード・モネ
(Claude Monet)

画家は室内で描くことが常識だった時代から、
現在であれば珍しくない、

外で絵を描くこと、

「戸外制作」
(オンプレネール/en plein air)
を始めました。

In the Woods at Giverny: Blanche Hoschedé at Her Easel with Suzanne Hoschedé Reading 1887
↑ロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵

ルノワールといっしょ[水面反射を描く]

1869年、
画家として認められるために必須の
サロン・ド・パリにモネは落選。

すでに子供がいる中、
生活に困ったモネを助けながら、
新たな絵を一緒に模索したのが

ピエール=オーギュスト・ルノワール

パリから電車で30分の
セーヌ川のリゾート地
「ラ・グルヌイエール」にて、

モネとルノワールの二人で
「戸外制作」をし、

水面の反射の表現を追求し、
印象派の技法となる
「筆触(ひっしょく)分割」を生み出しました。

La Grenouillèrec
↑メトロポリタン美術館所蔵

ルノワールの
「ラ・グルヌイエール」もモネと似た構図。

近くで描いていたのがわかります。

La Grenouillère 1869
↑スウェーデン国立美術館所蔵

1870年、
「ラ・グルヌイエール」を
サロンへ出品したものの落選。

次へ続く…

イギリスでターナーの絵と出会う

1870年、
フランス帝国対プロイセン王国の戦争、
「普仏戦争」が起こりました。

モネは兵役を避けるため
ロンドンへ家族と避難。

この時期モネが研究した画家が二人、
ウィリアム・ターナーと、
ジョン・コンスタブル。

Yacht Approaching the Coast c.1840-5 Joseph Mallord William Turner 1775-1851 Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856 http://www.tate.org.uk/art/work/N04662

Yacht Approaching the Coast c.1840–5
↑テート・モダン所蔵

Constable, John; Rainstorm over the Sea; https://www.royalacademy.org.uk/art-artists/work-of-art/O1841
Credit line: (c) (c) Royal Academy of Arts / Photographer credit: John Hammond /

Rainstorm over the Sea, ca. 1824-1828
↑イギリス王立芸術院所蔵

見ての通り、
今ならこれらも印象派と言えるタッチです。

これが後に、
印象派の名前の元となった
モネの「印象・日の出」となるわけですね。

Impression, Sunrise 1872
↑マルモッタン・モネ美術館所蔵

ジヴェルニーの庭はモネの絵そのもの

クロード・モネと言えば

「睡蓮」

この睡蓮はどこで描いていたか?

1883年から亡くなるまで住んでいた
パリから北へ80km、
イギリスに近いノルマンディー地域の

ジヴェルニー
(Giverny)

ここにモネの家がありました。
庭はモネの絵そのままの
睡蓮の池、太鼓橋があり、
見たことのある花々が植えてあります。

モネの家と庭
↑公式サイト(日本語最初だけ)

浮世絵版画のコレクションも展示され、
この庭はモネが作り上げた「日本」だったことがわかります。

また、睡蓮を描いた
スタジオも残されています。
Nymphéas(Water Lilies) studio


↑Jardin de monet, Giverny, France
Photo by Adora Goodenough on Unsplash

行かずに楽しむモネの「睡蓮」

しかし、このスタジオで描いた
モネの睡蓮の大作を見るならば、
パリへ戻らねば。

モネが1915〜26年の10年をかけて
ジヴェルニーの睡蓮スタジオで描いた、
8枚の「睡蓮」シリーズ。

その絵はパリの
「オランジュリー美術館」に
所蔵されています。
Claude Monet’s Water Lilies

公式サイトにバーチャル美術館があります。
Water Lilies Virtual visit

1「朝」(200cm×1,275cm)

The Water Lilies: Morning

2「緑の反映」(200cm×850cm)

The Water Lilies: Green Reflections

3「日没」(200cm×600cm)

The Water Lilies: Setting Sun

4「2本の柳」(200cm×1,700cm)

The Water Lilies: The Two Willows

5「柳のある明るい朝」(200cm×1275cm)

The Water Lilies: Clear Morning with Willows

6「雲」(200cm×1,275cm)

Water Lilies: The Clouds

7「樹木の反映」(200cm×850cm)

Water Lilies: Trees Reflections

8「柳のある朝」(200cm×1275cm)

The Water Lilies: Morning with Willows

↓オランジュリー美術館の動画(フランス語)
現地へ行けたような満足感を得られる美しい動画です。

モネの絵を楽しむ基礎知識のまとめ

モネの基礎知識ポイント3つは、

1,ルノワールと仲良く戸外制作で光の研究。

2,イギリスでターナーの絵の研究から印象派となる。

3,晩年のモネの家、ジヴェルニーの庭から睡蓮は生まれた。

86歳まで生きたモネを
これだけでは語りきれませんが、

もしクロード・モネの展覧会があったなら、
この記事を一読してから出かけると
モネの絵の印象が大きく変わることでしょう。

最後まで記事を読んでいただき
ありがとうございました。

さらなる情報、ご意見ご感想、
体験談などコメントいただけたら嬉しいです。
Yukiyo mommy

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