M.C.エッシャーのモザイク作品と[かんたん]ワークショップ

M.C.エッシャーは
不思議な絵を描くアーティスト。

M.C.エッシャーの
様々な技法の中から
モザイク(tessalation)を中心に、
エッシャーの作品の解説と、

子供でも簡単にエッシャー風アートができる
ワークショップにしました。

今回の記事では、
版画家エッシャーの
一つの技法が深く分かります。

あり得ないを絵にしたM.C.エッシャー

マウリッツ・コルネリス・エッシャー
(Maurits Cornelis Escher)
公式HP:https://www.mcescher.com/
オランダのエッシャー博物館(日本語)

M.C.エッシャーは
多くの方が知る代表作が「滝」

Waterfall, 1961 – M.C. Escher – WikiArt.org

現実にはあり得ない
滝が終わらない不思議な絵です。

M.C.エッシャーの不思議な絵は、
現代アートでは
「シュールレアリズム」(Surrealism)
に分類されています。

様々な技法、
数学の参考にもされる複雑なアートの中から、
モザイクに焦点を当て見ててみましょう。

モザイクとエッシャーの出会い

M.C.エッシャーはオランダ人の版画家です。

父親が土木技術者で、
エッシャーは建築を学んでいましたが、
建築家になる前に装飾美術の才脳を見出されました。

建築物の絵も多く、グラフィックも
建築の知識が生かされている絵が多いです。
M.C. Escher – 470 artworks – WikiArt.org

M.C.エッシャーは
結婚によりイタリアへ移住しますが、
ファシズムの時代だったこともあり、

1935年家族でスイスへ移住します。

寒いスイスは
エッシャーには合わなかった様で、
暖かいスペインに憧れ旅行をします。

アルハンブラ宮殿でモザイクと出会う

旅行でスペインのアンダルシア州にある
「アルハンブラ宮殿」を訪れたエッシャーは
そこのモザイクに深い感銘を受けました。

アルハンブラ宮殿公式HP:
la Alhambra


アルハンブラ宮殿 王妃の間Mapleさんによる写真ACからの写真


Photo by Isak Gundrosen on Unsplash

エッシャーのモザイク作品

M.C.エッシャーの
アルハンブラ宮殿から影響を受けたモザイクの作品は、
ただのモザイクではありません。

モザイクの変化が
不思議な世界に繋がっているのです。

鳥と魚が交錯したり、

Sky and Water I, 1938 – M.C. Escher – WikiArt.org

建物と混じり合ったり。

Cycle, 1938 – M.C. Escher – WikiArt.org
モザイクとリアルを行き交う作品は
じっと見入ってしまいますね。

↓動画でエッシャーとアルハンブラ宮殿のことが分かります。
英語ですが映像だけでも楽しめますよ。

雪の結晶とエッシャーは深い関係

アルハンブラ宮殿の影響もありましたが、
もう一つ大きな影響を与えたのが、
実の兄、「結晶学者」であった
B.G.エッシャーの影響でした。

繰り返しの模様に関する結晶学の論文を勧められ、
多いに影響を受けました。

Smaller & Smaller Colour, 1956 – M.C. Escher – WikiArt.org


Development II, 1939 – M.C. Escher – WikiArt.org
↑雪の結晶っぽいの見つけた。

エッシャーのモザイク以外の作品

モザイクの絵はエッシャーの一部。
他にも様々な絵(版画)を制作しています。

1.風景画
初期はローマに住んでいた頃の風景画が多いです。

Castrovalva, 1930 – M.C. Escher – WikiArt.org

2.鏡面
反射する異世界を描いています。

Hand with Reflecting Sphere, 1935 – M.C. Escher – WikiArt.org

3.新しい遠近法
異世界へ迷い込んだ様な遠近法です。

Print Gallery, 1956 – M.C. Escher – WikiArt.org
4.不可能な図形
これが終わりの無い階段や、
終わりの無い滝になっています。

Waterfall, 1961 – M.C. Escher – WikiArt.org
5.多面体
多面体を元にした精密で不思議な世界です。

Stars, 1948 – M.C. Escher – WikiArt.org

かんたんエッシャー風アート

準備する物はこれだけ。
簡単なのでお子様と一緒に楽しめます。

1.紙(コピー用紙など)
2.鉛筆とペンと色を塗るもの。
3.定規

作り方

1.紙を縦横折り目を付けて開きます。

2.折り線に合わせて、鉛筆で線を書きます。
折り線ではない所にも斜めに線を書きます。

3.その線の中から「何か」を探し出しましょう。
今日は魚とチョウチョを見つけました。

思うままに同じ魚やチョウチョを探して行きましょう。

4.ペンで余計な線は消し、必要な絵と線を加えましょう。

5.金魚かな?今回は色鉛筆で赤にしました。

6.色分けしました。

7.完成。

小さいバージョンも作ってみました。
色を交互にするだけで不思議なアートになりますね。

細かい方がエッシャーに近づけるかな?

とは言え、
エッシャーにはまだまだ及ばない簡単な絵なのですが、
これをどんどん続けて行くと
新しいアートが生まれそうです。

↓次の段階では、
このワークショップを子供達とすると良いですね。(英語)

コンピューターを使い、
もっと複雑なことをするなら
↓この動画を参考にして下さい。(スペイン語/英語字幕)

M.C.エッシャーとモザイク作品のまとめ

エッシャーは建築や数学の知識を生かし、
新しいアートを生み出しました。

その中でもエッシャーのモザイクの原点は
スペインのアルハンブラ宮殿でした。

美しい宮殿のモザイクと結晶学者のお兄さんの影響で、
複雑なモザイクの域も絵の域も超えた
不思議な世界を作り出しました。

今回はモザイクだけを取り上げたので、
まだまだ物足りない方はこちらの動画をどうぞ。

↓動画 M.C.エッシャードキュメンタリー(英語)


↓動画 M.C.エッシャー作品まとめ

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