「ホープダイヤと呪いの女」ワシントンは呪われている?

「青色」が自然のものに存在すると、
何か特別に感じることはないですか?

青いバラが遺伝子組み換え技術の向上で出来上がりましたが、
青い花を作ろうとした情熱はどこから来るのでしょう?

「ラピスラズリ」とか、
青い鉱物にも魅力がありますよね。
自然の中にある青とは思えない深い青色。

フェルメールの絵画
「真珠の耳飾りの少女」
この絵の中で少女がつけているターバンの青は
ラピスラズリを削った絵の具です。

「青」へ思いを寄せる人は多いのではないでしょうか?
そんな思いが集約した様な青い鉱物。

呪いのダイヤモンドで有名な
「ホープダイヤ」
見てみたくないですか?

ワシントンD.C.に実在する呪いの「ホープダイヤ」

ワシントンD.C.は言わずと知れたアメリカ合衆国の首都。

国会議事堂やワシントン記念塔などのあるあの一帯を

「ナショナルモール」と言います。

その一帯に有名なスミソニアン博物館の
航空宇宙博物館や歴史博物館、美術館など
9つの巨大な博物館が、全て無料で入れるようになっています。

その一つに「国立自然史博物館」があるのですが
底の展示品の目玉の一つが

「ホープダイヤモンド」なのです。

ブルーダイヤの旅

9世紀にインド南部の川で発見された
ブルーダイヤモンドの原石。

その後フランスへ渡り、
この間に呪いにかけられている
とか、いないとか。

フランス

1668年
太陽王「ルイ14世」の元に宝石としてやってきました。

そこから、14世、15世も子供に恵まれなくなり、
16世に至ってはフランス革命が起こり処刑に。

その中でもマリーアントワネットは
この青いダイヤを好んで身に付けていたとかいないとか。

この辺が「呪われている」と思わせますけれど、
歴史上王家の子供が病弱とかよくありますしね。

同時期日本の徳川家も似た問題を抱えてましたし。
フランス革命が起こるのは歴史の必然でしょうし。

まだ呪われてると言うには弱いなぁ。

その後フランス革命中、
王族が幽閉されている最中窃盗にあい所在不明に。

ホープダイヤに

窃盗から20年後、
イギリスのダイヤモンド商が持っていたブルーダイヤが
フランス王家所有のブルーダイヤから切り出されたものだと
後々証明されます。

1824年
イギリスの大銀行家、ヘンリー・フィリップ・ホープの手に渡りました。

ヘンリー・フィリップ・ホープの死後、
10年の相続裁判の後、甥のヘンリー・ホープに相続。

ホープダイヤと呼ばれるようになる。

死後、その孫のヘンリー・フランシス・ホープへ相続。
すると破産。
女優と結婚していたフランシス・ホープ。
それもあって世に名前が知られたのではないでしょうか。

呪いと言えるほどはっきりとしていない不幸ですよね。
ダイヤを元に相続裁判や破産を味わえば
どろどろした人間模様があったであろうことは容易に想像出来ますね。

「呪い」とでも言いたくなるでしょう。

1902年ホープダイヤは売却。

アメリカにやってきた

フランスで宝石商カルティエが装飾し直し、
社交界の名士マクリーンへ渡る。

この方はペットのワンちゃんに
このホープダイヤを付けていたそうですよ。

マクリーン死後、
20年は売らないようにと遺言を残したけれど、
結局債務があって売却手続きが認められ、

ニューヨークのダイヤモンド商
ハリー・ウィンストンの元へ。

アメリカでは巡回展などで
ホープダイヤを展示したそうです。

1958年
ハリー・ウィンストンがスミソニアン博物館へブルーダイヤを寄贈

こうしてホープダイヤは
現在ワシントンD.C.にあるのです。

↓ワシントンD.C.の国立自然史博物館
ホープダイヤの解説(英語)
The Hope Diamond

本当に呪い?

呪いの逸話は色々あるんです。

フランス革命が起こったり、
持ち主が殺されたり自殺したり。

フランス王室やホープ家は存在は確かですが、
呪われていたと言いきれないですよね。
それ以前に立場上何か起きますよ。

その逸話の人達が存在したかも証明されないそうです。

しかしそれを創作したのではないかと思われるのは
フランシス・ホープの女優の妻。
ホープとは離婚して愛人とも上手く行ったり行かなかったり。

彼女は自信の不運を「ホープダイヤのせい」として、

「ダイヤモンドの謎」という本を書き(書かせ)、
映画化で自分がホープの妻役をやったそうです。

この中でどうやら脚色や創作が入って
ホープダイヤの呪いが完成。

ホープダイヤの呪いではなく
「ホープへの恨み」だったと言うことですね。
ダイヤより女の方が怖いよ(笑)←目が笑ってない

なぜ青い?

青のみならず、
ダイヤモンドには赤や紫、黄色などなど
様々な天然の色が付いているものがあるのですが、
科学的には完全に証明されていないそうです。

生成過程で不純物が混ざる。

放射線により結晶構造の変化。

この二つだけは分かっているそうです。

ブルーダイヤモンドは
不純物としてホウ素が含まれているそうですが、
ホウ素はダイヤモンドが出来る地中にはないのに、
なぜ含まれているのかは分からないそうです。

天然で色がつくものもありますが、
人工的に放射線を照射したり、
高温高圧にすることで色をつけることもあるそうです。

人口でダイヤモンドがあるのだから何でもありですね。

サファイアとの違い

青い宝石と言えばサファイアですよね。

青いサファイアと青いダイヤモンドに違いがあるのか?

固さがややサファイアの方が劣りますが、
鉱物としてはダイヤモンドに次ぐほどの固さ。
その他特徴もあまり変わらない様ですけれど。

ただ、ダイヤモンドは透明度が価値を上げますが、
サファイアは色が鮮やかであることで価値を上げます。

ですが、ブルーダイヤモンドの方が
採掘されにくい希少性があるそうです。

青い天然石

青い天然石は他にも
アパタイト
カイヤナイト
ソーダライト
アベンチュリン
ブルーカルサイト
アズライト
ラピスラズリ

など、この辺が紺に近い濃い青の天然石。
透明な青も素敵だけど、
この濃い青の石を見ていると
宇宙から地球を見ているみたいで良いのよね。

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青色の心理は?
岩絵の具と「青」の世界。
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