お寺で現代アート?京都おすすめ5寺。

京都は古い物しかないと思った方、
違いますよ。

お寺は新しいアートも取り入れているんです。

今回の記事では、
お寺とアートを感じる事ができる、
厳選5寺を紹介します。

現代アートの都NYから、
京都に住んでいたこともある、
京都愛の深いマミーがお伝えします。

京都のお寺は現代アートと相性が良い

京都は歴史が古いので、
現代アートとは真逆と思ってしまいますが、

お寺を拝観し受け取る気持ちと、
現代アートを鑑賞する時の気持ち、

実は似ていませんか?

20世紀は物質にまみれた時代、
そこへの反発がシンプルな現代アートを生み出した面があります。

そして、お寺もしくは禅は、
物質への執着を手放す思想。

どうです?相性良いですよね。

正寿院は♥の窓と天井画

京都の宇治田原町にある
正寿院

♥(ハート)型の窓がある事で
有名なお寺なのですが、
このハート形は「猪目(いのめ)」と言って
日本の伝統模様なのだそうです。

このハートの窓、
もとい猪目窓は
とても現代的に感じるのですが、

1400年前から使用されている形なのだそうです。
正寿院の猪目窓サイト

アーティストの作品ではありませんが、
窓から見える景色も利用した
「インスタレーション(空間を利用したアートの見せ方)」の様です。

また別の間では美しい天井画が見られます。
正寿院 天井画

花と日本の風景が160枚の日本画が天井になっています。

日本画家 矢吹沙織
ご本人のブログから、
奉納されている天井画10枚が見られます。
http://saoriyabuki.jugem.jp/?eid=1483

書家 祥洲の書も天井画の中にあります。
http://www.shoshu.jp/index.html

また、インスタグラムで検索すると、
多くの方の美しい投稿が見られます。
インスタグラム
#正寿院 で検索してみて下さい。

とてもインスタ映えする場所ですが、
800年の歴史のあるお寺です、
天井画や窓だけではなく、
お寺としての歴史も味わいながら、
お寺の中のアートを感じて下さい。

建仁寺のモダンな襖

国宝、風神雷神図を所有する
建仁寺

染色画家の鳥羽美花が描く襖があります。

鮮やかな青が美しく、
お寺のギャラリーサイトにある、
紅葉と青い襖は写真でもため息が出ます。
建仁寺ギャラリーより「舟出」

こちらは白黒なのですが、
ベトナムの風景だからか壮大さを感じます。
建仁寺ギャラリーより「凪」

ベトナムの光景を描いた大作を作っており、
ベトナム、ハノイで個展を行ったり、
ベトナム政府から文化功労賞を受けるなど、
日本とベトナムを繋ぐ芸術活動を行っている方です。

こちらの奉納された襖の景色も
ベトナムの景色から生まれています。

こちらのお寺も鎌倉時代の1202年
(建仁2年)に建立された歴史あるお寺です。
拝観時は、歴史あるお寺を尊重してください。



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[源氏物語]わかりやすくなる3美術館+1寺
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青蓮院は大胆な蓮の絵

比叡山延暦寺を開くにあたり、
僧侶の住居として作られたのが始まりの天台宗のお寺です。
青蓮院

こちらの襖は「現代アート」らしくもあり、
和の世界と融合もしている、
すばらしい襖です。

「華頂殿」と言う場所で見られます。
青蓮院 華頂殿

描かれたのは
キーヤンこと木村英輝
京都を中心に国内で活躍されていますが、
ニューヨークでも人気が出そうな洗練さです。

こちらのサイトではお寺の様子を
様々なアングルで見る事ができます。
http://ki-yan.com/workslist/30
どの写真もすばらしい。

大事なので繰り返し。
歴史ある寺院、
他にもすばらしいお庭などがありますので、
襖以外もしっかり味わって下さい。

高台寺は「Rouge et noir」

京都、東山にある
高台寺

こちらはフランス在住の日本人アーティスト
深尾力三の襖が奉納されています。
2018年に限定期間公開されていました。
http://www.rikizo.fr/index.html

シンプルな赤と黒の大胆な配置は、
「現代アート」と断言できるすばらしい襖です。

この現代を感じさせる世界感が、
違和感なく襖となっているのが不思議
…と言うよりも、

お寺と現代アートは
本来とても親和性があるのではないかと思わせます。

限定公開なのが残念です。

清水寺はイワシが大漁

「清水の舞台」がある清水寺には、
NHK「みんなのうた」の絵と言えばすぐわかる、
画家、絵本作家、イラストレーターの
中島潔
https://www.nakashimakiyoshi.com/
彼の襖が奉納されています。

絵本ではとても優しい絵を描かれていますが、
この襖ではとても力強いのです。

「大漁」

これは金子みすゞの詩
「大漁」のイメージから、
ーーーーー
朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ
浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう
ーーーーー

中島潔が描いた襖の、
絵の中心にいる女性は「金子みすゞ」だそうです。

テーマは「いのちの無情の輝き」

イワシの弔いだから、
絵の中のイワシの目が真っ白なんですね。

暖かみのある絵なのに、ゾクっとさせる、
恐怖の様な悲しみの様な感情も引き起こします。

まさに「命の無情の輝き」なんです。

これらの襖絵は、
2010年に清水寺、成就院に奉納されました。

ご本人のサイトに「大漁」の写真があります。
絵の勢いと大きさが分かります。
https://www.nakashimakiyoshi.com/photo-album-2/

このとき奉納された襖は全部で46面。
5年かけ描いた大作です。

特別公開や、特別展示を
待つしかないのが残念です。

全ての襖を見てみたいですね。

京都のお寺の現代アートまとめ

ハートの窓と天井画の正寿院の場所は

お茶や平等院でおなじみの「宇治」に近い
「宇治田原」にあります。
宇治駅からバスやタクシーで行く事ができます。

鳥羽美花が描く
ベトナムの風景の襖がある建仁寺は
祗園四条駅から徒歩7分。

木村英輝の大胆な構図の
蓮の襖が見られる青蓮院は
東西線、東山駅から徒歩5分

フランス在住の日本人アーティスト
深尾力三の襖が奉納されている高台寺は、
祗園四条駅からバス5分と徒歩5分。

紹介のアートは公開していないので、
いつ公開があるかは分かりませんので確認をして下さい。

中島潔の
46面の襖が奉納されているのが清水寺。
京都駅から市バスで15分です。

こちらも通常公開されていません。
お出かけ前に確認して下さい。

お寺は古い物だけ保存しているのではなく、
新しいアートも納められているのです。

目線を変えてお寺を巡ると、
現代アートを鑑賞する時と同じ感覚で巡れます。

「京都」と言っても広く、
一日に多くのお寺を巡るのは体力的にも大変です。

さらに、お寺は拝観料がかかります。
多くは500円前後ですが、

せっかくなので一つの
お寺をしっかり味わって下さい。

また、京都はアートに関わる人が多いので、
街が「現代アート」です。

NYにいる私の代わりに皆さん京都を満喫して下さい。
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