現代アートを投資に?見つけよう「買いアート」

「アート」は値上がり起こるので、
「投資」の対象になります。

その中でも「現代アート」は、
今後値上がりが期待できる対象であることは間違いありません。

かと言って、
もちろん全ての現代アートの値が上がる訳ではありません。

現代アートはどういう種類の投資になるか?
どこでどうやってどの作品を買えば良いのか?

アートが大好き、株投資もお勉強中の私が
投資としてのアートの「買い」はどこなのか記事にしています。

「現代アート」のかんたん解説はこちら。
NY在住の私が考える「現代アート」とは何か?

「現代アート」は投資になるの?

そもそも投資対象としてなるのですか?

値上がりが存在する。

この一点があるので投資対象です。

ただし、現代アートはとても極端な特徴を持った投資対象です。
少しずつ解剖しながら理解して行きましょう。

「現代アート」と「株」の違い

株の投資は、
1.上場済みの企業の株保有
2.ベンチャーキャピタルへの資金提供としての株保有

2種類あります。

これがこのまま「現代アート」にも当てはめられます。

1.既に美術界で評価が固定されたり、美術館に保管されているアーティストや作品
2.まだまだ名前の知られていないアーティストの作品

どうですか?
大きい枠のイメージです。

では「株」の知識があれば「現代アート」も応用できるかというと、
ここは違います。

マーケットの違い

「アート」は購入できる層だけでマーケットが形成されます。

その層に影響ある経済問題が起こらない限り、
株と同じマーケットの影響は受けません。

株式で言う所の「ディフェンシブ銘柄」です。
一度手に入れると安定していると言えます。

即換金できない

株は手放せばすぐに現金化されますが、
「アート」は売りたいと思ってから、
最低2ヶ月、長ければ年単位になってしまいます。

手数料が高い

株なら2%程度、
不動産なら5%ぐらい。

アートは条件で様々。
最低でも10%、
高いと60%にもなります。

気軽な投資とは言えませんね。

小口で買えない?

株は投資信託やミニ株など
様々な買い方がありますが、

「アート」はどうしても
そのもの1点を買うことになります。

ですが、
金融機関に寄っては
投資信託にアートを組み入れたり、
アートファンドも存在しています。

アート自体の所有に興味はないけれど、
世界で7兆円規模のアートマーケットに興味を持ったなら、
金融機関に相談するのも一つの方法です。

「現代アート」と「不動産」の共通点

株なら存在するチャートが「アート」にはありません。
また、所有後の配当金や金利がないことも「不動産」に近いです。

例えば不動産を所有して、他人に賃貸で利益を得る様に、
「アート」も美術館やギャラリーに貸し出して利益を得ることもあります。

違いは、
不動産は課税が「固定資産税」ですが、
アートは「消費税」、「動産」となります。

どちらも嗜好で値上がりする側面がありますよね。

例えば、
英国でお化けのでる噂の物件が高いのと、
バスキアの絵が高いのは似てませんか?

アートはこんなに値上がる。

アートギャラリーで
新人アーティストとして出始めた時は、
1万円〜10万円など、
それほど頑張らないで買える金額で登場しています。

それが、アーティストやギャラリーの能力により、話題になり、
少しずつ値が上がる場合もあれば、
急激に上がる場合もあります。

注目されれば、
大口のコレクターが付き始めます。

さらに美術館が価値を認め所蔵することで、
アートの価値に保険が付きます。
ここでもまた値が上がります。

その上で、
アーティスト本人が亡くなった場合、
これ以上の作品は生み出されないので、
値段は跳ね上がります。

ここまで来たアート作品やアーティストは値崩れが少なくなります。
なぜならマーケットが出来上がっているからです。

それどころか、美術館が買い取ってしまうと、
それはもうマーケットには出てきません。

そうなると残った作品は更なる高値になります。

この原理が働き、
オークションにプライベーコレクションが出てくると大騒ぎになるのです。

現代アートではありませんが、
至上最高値のオークション落札額、
$450million (510億円)を出した、

レオナルド・ダ・ヴィンチの
「Salvator Mundi」

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の
ほとんどは美術館に所蔵されているので、
それが市場に出たことでここまで価格が跳ね上がりました。

アートの安定は1億円

一定の評価がされ、
作品数も固定されてくるとアートの価値は安定します。
この言葉だけ見ると「アート投資」は魅力的。

ここで選別が行われます。

安定すると言って良いのは1億円ぐらいの価値が付いた物からです。

それ以下の価格帯での購入は、
歴史的に忘れ去られて行く可能性があります。

1億円以上のアート投資は安定性があります。
これを買える方はこの先の情報は必要ありません。
今すぐ買いに行って下さい。

一億円はないけれど。

「現代アート」を投資にするには、
むしろ今が良いのかもしれません。

日本人の「現代アート」アーティスト代表と言える

奈良 美智(なら よしとも)

NHK番組のチコちゃんみたいな
女の子を描く世界で人気のアーティストです。

20年前の彼のドローイングは
数万円だったそうですが、

現在は200万円以上。

オークションでも彼の作品は
最高額5億円で落札されています。

もし20年前にギャラリーを訪れ、
初めて奈良美智の絵を見た時に、

「買い!」

と、思えるには
何を分かっていれば良かったのでしょう?

自分の目を養うのには時間がかかりますね。

ここで知っておけば良かったのは、
力のあるギャラリーでした。

「買い」は教えてもらう

奈良美智と並び、
世界を代表する「現代アート」の日本人アーティストに

村上隆(むらかみたかし)も外せません。

この二人の
初期の展覧会を手がけたギャラリーが小山登美夫ギャラリーでした。

この様に、
既に力のあるギャラリーを見つけ、
そこで相談し、
自分の予算の範囲内で購入することは、
投資リスクが減らせるのではないでしょうか?

アートをポートフォリオに組み込んで、
例えば5%や10%と決め、
ギャラリーに相談するのは賢い手段ですね。

アート投資の大きなハードル

「現代アート」の
新進気鋭作家のお手頃な作品を見つけ、

20年後に1億円!!

と、夢のような、
投資詐欺のようなことは言いません。
現代アート投資は
高いリスクもあれば手間もかかります。

現代アートは世界の宝

アート作品の「価値が上がる」と言うことは
歴史的な価値が出得る物を手に入れるということです。

購入後の管理は大切になります。

直射日光に当てない、カビさせないなど、
作品の種類や質により様々ですが、
アート購入と共にこの責任が負わされます。

もちろん劣化、損傷しても罪になるわけではないのですが、

その意識のない人に
買ってもらいたくないと思っているのは、
アートの世界に関わる全ての人だと思います。

この気持ちがあるからこそ、
金額的な価値も高まるわけです。

いわば、
文化を世界に残したいという投資です。

それ以前に、劣化や損傷は価値が下がってしまいます。
値上がりを期待しているのであれば尚更、
購入したアートは管理をしっかりとして下さい。

最大リスク0円

結局何の価値もない…

なんてこともあります。

大幅な値下がりももちろんあります。

テレビ番組のお宝鑑定団で、
期待値が高いのにがっくりすることありますよね。あの感じ。

時代が変われば仕方がない。

この価値が薄れることは
経済動向とは関係なく、
やはり歴史的、文化的、アート界的に価値がなかったわけですね。

後々コピーが出回った等のリスクもあります。

もう一つ投資詐欺、ギャラリー詐欺?
聞いたことはありませんが、世間にはだます人もいます。
偽物をつかまされるリスクがないとは言えません。

リスクヘッジはアートへの愛

「現代アート」は投資になります。
それは間違いないですが、間違えてはいけないのは、

アートは鑑賞し、感情を動かす物でなくてはいけません。

一番大切なことは、その作品を見て、

心から好きか?
共に同じ空間にいたいか?
自分の子供の様に管理をして苦ではないか?

この3つを満たしていれば、
社会的に作品の価値がなくなろうとも、
自分自身は満たされ続けます。

これがアート投資のリスクヘッジです。

現代アート投資のまとめ

現代アートは投資になるのですが、
投資をするための条件は株や不動産とは違いました。

株や不動産の市場は経済市場ですが、
アートは直接経済市場とは結びつかない、

価値ある絵を購入できる財力を持った層が市場です。

さらに、美術館や批評、風評が美術の価値を上下させます。

一億円以上の美術的価値の出た「アート」には
安定した価値が生まれますが、
それ以下の物には価値が消滅するリスクもあります。

このリスクをリスクと思わず購入するには
心から良いと思う自分のための作品を見つけることです。

この作品探しが「現代アート投資」の醍醐味なのかもしれません。

これをふまえて、
次の機会には現代アートの買い方を記事にしますね。
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サイト内関連リンク
なぜ高い?現代アートの値段の謎。
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