高額「現代アート」それって適正?

「現代アート」がメディアで取り上げられ、
アートに興味のない人でも気になるのは、
高額落札された時ではないでしょうか?

なぜ現代アートは高額か?
どういう仕組みで値段が上がって行くのか?
そして、高額ではない「現代アート」は存在するのか?

アート大好きな庶民の私が、
高額と思われている「現代アート」を手に入れられるか調べました。

この記事を読めば
なぜ「現代アート」が高額なのか分かります。

200億ってやりすぎじゃない?現代アートは超高額

ゴッホやセザンヌの絵が高いのは分かるけど、

絵の具をぐちゃぐちゃに塗っただけの様な
ポロックの絵が200億円とか、

ピカソだって、高いことが当たり前みたいになってるけど、
福笑いみたいな絵で200億円。

どういうことか答えを言うと、
「コロンブスの卵」と言うことです。

「現代アート」は人類の財産。購入後は保管もお願いします。

それほどアートに興味がない方でも、
「パブロ・ピカソ」の
美術館に所蔵する価値や
高額で取引される程貴重であることの
意味が分かりやすいのではないでしょうか?

彼の福笑いの様なちぐはぐな目鼻。
カクカクの線、距離感のない構図。

この絵の登場までは、
絵=見た物そのまま、一定方角からの視点でした。

これを、
多角度から見た物を一枚に表現する
新しい手法として取り入れたのがピカソです。

その後、この表現は「絵」のみならず
多くの「表現」に使われる様になりました。

これを「キュビズム」と言います。

これまでの一視点を良しとした人は傷つき、
批判もありましたが、

そこに追随するもの、
刺激を受ける人たちも多かったのです。

「価値のあるアート」=「刺激」
と、なったのです。

日本史と重ねるなら、
幕末に黒船が来た衝撃の様な事象。
幕末の関連物が博物館に収められる様に、

ピカソのみならず、キュビズムの作品は
美術館におさめるべき作品群なのです。

このような「刺激」がアートの中で起こり続けています。
この歴史の一部をまだ買うことが出来るのが「現代アート」なんです。

「現代アート」は、
文化遺産が市場に出回っている状態です。

これだけ貴重な物、
粗末に扱う人には売りたくないと思うのは自然です。
購入後も保管に気をつけられる人に売ろうとします。

結果、富裕層の購入となるわけです。

決して道楽やマネーゲームだけで
売買しているわけではないんですね。

オークションの過熱と世界経済の好調。人の心理が影響してます。

オークションで高値になるのは、
いくつかの人間の心理が作用しています。

大きくは、
オークションの心理とコレクターの心理です。

希少なものは欲しい!

歴史的価値を認めると,
美術館が買い集めて行きます。

歴史的価値から鑑みるとそれが一番良いですよね。

すると、市場に作品が出回らなくなります。

オークションに登場する作品は
この時点で希少価値があるわけです。

「希少価値がある」
この一点で人間は欲しくなる心理が働くのです。

みんなが認める物は欲しい!

アートオークションは
「エスティメイト(Estimate)」と、言われる
オークションハウスが査定した見積額からスタートします。

最初は予想落札額からは低く見積もるわけです。

そこへ次々入札が入ることで、
その数だけ、その作品には価値や信頼性があると受け止めます。

入札の数が多い程、欲しいと思ってしまうのです。
そして落札額の上昇が起こるのです。

手間をかけた物は欲しい!

アートオークションは手間がかかります。

カタログを入手し、
作品を決め、
下見会などに足を運びコンディションを確認。

かなりの時間を費やします。

これが一回の入札で誰かに抜かれた場合、
人間はその時間を取り戻そうとする心理が働き
重ねて入札をして行きます。

コレクターは完璧主義者!?

自分の嗜好や指針に沿った物を
とにかく徹底的に集めたいと思うのが、
コレクターです。

コレクターは「現代アート」の世界では
美術館と並ぶ程重要な存在です。

コレクターの心理に
「欠けている物を埋めたい」
と言う物があります。

この欠けた物が出品された場合は、
なんとか落札したいと思うわけです。

すると、過熱した価格になる場合があります。

過熱が見られた物は、
決して金額と価値が合っているとは限りません。

現代アートは巨大市場

世界的なアートフェアを行う
「アートバーゼル」が
2019年に発表したデータによると、
世界のアート市場は7兆円にも上ります。
https://www.artbasel.com/about/initiatives/the-art-market

2008年のリーマンショック以降
アジアや中東の経済が右肩上がりに伸びています。

中東のアブダビには、
フランスのルーブル美術館が「支店」とも言える、
美術館を作りました。

アートバーゼルはスイス、アメリカ、香港で開催され、
香港はアジアの現代アートマーケットの窓口となっています。

経済の好調もアートの高額落札に
拍車をかけている一面があります。

アーティストは人生をかけて、世界の価値観を変えようと「思ってしまう」人。

今回の記事は特に、
「金額」に注目しましたが、

なぜそこに経済が生まれたかと言えば、
その価値を感じるアーティストの存在があったからです。

アート作品は作り出すのに
時間とお金がかかります。

これに理解を示してくれる人により、
活動が出来、新しい作品を次々生み出して行きます。

それが時を重ね、
歴史的な作品へと濃縮して行くのです。

先ず「現代アート」と対峙する時は、
金額を忘れ、

このアーティストは、
この時代に何の刺激を与えたか?
もしくは与えようとしているのか?

ここに注目してみて下さい。

高額な現代アートのまとめ

「現代アート」が高額なのは、

人々の視点を変えたピカソの様に、
多くの人や物事に刺激を与えた
歴史的価値に対しての金額でした。

さらに、
オークションにおける人の心理や
コレクターの
コレクションを完璧にしたい心理が、
オークションを過熱させ、
金額が跳ね上がることもあるのです。

必ずしもオークションの落札額が
その作品の適正価格ではないことは知っておきましょう。

「現代アート」は金額ではなく、
アーティストがどこに対して何を与えようとしているのか?
こちらに注目をして見て行かないと価値を見誤るかもしれません。

それにしても、この目を養うのは簡単なことではないですね。

この目を養って行くために、
「現代アート」のアーティスト達は、
いったい世の中に何を与えてきたのか?
これからいったい何を与えようとしているのか?

次の機会にはアーティスト個人に注目して、
自らも絵を描きアート大好きの私が、
愛する他のアーティストを分かりやすく記事にしていきます。

ニューヨークから気まぐれにアート情報を送っています。

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