行く?行かない?「フリック・コレクション」

今回の記事では
ニューヨークの美術館の一つ
「フリック・コレクション」がわかります。

ヨーロッパの絵画が好きな人必読。
ニューヨークだからこその
貴重なヨーロッパの絵画の情報です。

アートと歴史と人が好きなマミーが
歴史的アートコレクターに敬意を込めて書いてます。

行くべきか、行かざるべきか…「フリック・コレクション」

メトロポリタン美術館などがある
ミュージアムマイルの一つの美術館

「フリック・コレクション」
The Frick Collection

実業家として成功した
ヘンリー・フリック(1849-1919)が
実際に住んでいた邸宅をそのまま美術館にしています。

メトロポリタン美術館、
グッゲンハイムなどなど、
数ある美術館があるマンハッタンの中で

わざわざ個人の邸宅だった小さな美術館に
足を運ぶ価値はあるのでしょうか?

大事なニューヨーク観光で
無駄な時間を作らないためにも、

「フリック・コレクション」に
行くべき理由を5つあげましたので

気になるところをチェックして、
最後の行かない理由も読んで計画の参考にしてくださいね。

理由1>「個人の邸宅」だからこそ

ピッツバーグの石炭産業で成功した

ヘンリー・フリック
(Henry Clay Frick)

鉄鋼関係で使用するの石炭の80%を
フリックの会社が占めていました。

鉄鋼王アンドリュー・カーネギーと
ビジネスパートナーでしたが、
パートナーを解消後ニューヨークに住み始めます。

40歳後半から絵画の収集を始め、
ニューヨーク移住後さらに
コレクションに力を入れはじめました。

邸宅は最初から美術館にするつもりで、
コレクションのために設計されたり、
部屋の配置で必要あらば新たに絵画の購入もしています。

つまり、
19世紀末のアート好きな大富豪の
後世に芸術を残したいという思いが溢れた美術館でもあるのです。

そんなわけで、
見どころは絵画以外にも、

陶磁器や家具、庭園、
美術館から眺めるセントラルパーク、
さらにビル群とのコントラスト。

展示品はその当時のまま配置されているため、
画家や年代でまとまってはいませんが、

歴史や富豪フリックに思いを馳せる
価値がある邸宅美術館となっています。

家具のコレクション

陶磁器のコレクション

バーチャルツアー

理由2>「フラゴナール」のロマンチックルーム

フリックの妻
アデレード・フリックが装飾を手がけた

「フラゴナール・ルーム」

18世紀、ロココ期の宮廷画家
ジャン・オノレ・フラゴナール
(Jean Honoré Fragonard)

そのヨーロッパの貴族文化を偲ぶフラゴナールの絵画を
売りに出されたJPモルガンのコレクションから
125万ドルで購入。

この絵のために部屋を改造し、
絵画に合わせたインテリアも購入し配置しています。

バーチャルルームツアー

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フラゴナールについてサイト内リンク
[ちょいエロ]忘れられた巨匠フラゴナールのブランコ
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この部屋にいて、
じっくりフラゴナールの絵を見ていると、
ニューヨークにいることを忘れるロマンチックな気分になること請け合いです。

フラゴナールの絵はメトロポリタン美術館にもありますが、
ロマンチック気分はこの部屋には敵いません。

The Progress of Love: The Meeting


The Progress of Love: Love Letters

理由3>「フェルメール」が3枚もあるんだもの!

バロック期のオランダの画家

ヨハネス・フェルメール
(Johannes Vermeer)

「真珠の耳飾りの少女」
で有名なあのフェルメール。
「真珠の耳飾りの少女」が
ニューヨークに来た時はここで展示されました。

巨大なメトロポリタン美術館で
5枚所蔵する中、
この小さな邸宅美術館で3枚所蔵しています。


Officer and Laughing Girl


Girl Interrupted at Her Music


Mistress and Maid

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サイト内関連リンク
フェルメールの絵[3つの災難]
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理由4>印象派の原点「ターナー」が美しい!

印象派と言えばモネですが、
そのモネが
「日の出-印象-」を生み出したのは

イギリスでターナーの絵と出会ったからでした。
ーーーーー
モネの絵を楽しむ基礎知識3つ
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そのターナーの展示が印象的な部屋が、

ウェスト・ギャラリー
バーチャル

このギャラリーのターナー以外は
当時のコレクションのままだそうなので、
わざとターナーを引き立たせる様に展示されているのでしょう。

年代がはっきりと違う絵画が
ちぐはぐに展示されていることで、

ターナーの印象的な絵画が、
さらに印象的になっています。

ターナーの作品の多くは
イギリス国家へ寄贈されている中、
アメリカでターナーを楽しめる貴重な場所です。

The Harbor of Dieppe

理由5>名だたる「巨匠の絵画」

フェルメール
フラゴナール
ターナー

だけではありません。

スペインの巨匠、エル・グレコ
El Greco

ベラスケスの描いたスペイン王
King Philip IV of Spain

スペインの宮廷画家ゴヤが描いた労働者
The Forge

「グランド・オダリスク」で有名な
ドミニク・アングルの
Comtesse d’Haussonville

フェルメールと同時期
オランダのバロック期を代表する画家
レンブラント
Rembrandt van Rijn

ルネッサンスからバロックが多いですが、
印象派も少し。

ドガ
Edgar Degas

ルノワール
La Promenade

行かなくても良い理由…

メトロポリタン美術館や
グッゲンハイムに行っていない?

展示規模が全く違いますので、
先ずは大きな美術館へ。

既にヨーロッパで
巨匠の絵画をたくさん見てきた方も、
他のアクティビティを優先させて下さい。

入場料も
メトロポリタン美術館が25ドルに対して
フリック・コレクションが22ドルは、
興味のない方には高い設定です。

興味を持ってじっくり見ても…

もう終わり?

と感じてしまう規模ですので
あまり高い期待で行かれると残念な気持ちになります。

「フリック・コレクション」のまとめ

炭鉱で財を成したヘンリー・フリックの
コレクションのために建てられた邸宅美術館です。

規模は小さいながら、
フェルメールなど
ルネサンス、バロックなどを中心に、
貴重な巨匠の絵画が贅沢に展示されています。

絵画に合わせて購入配置された調度品も見どころです。

ロココの宮廷画家
フラゴナールの絵が贅沢に展示された、
フラゴナール・ルームでロマンチックな気分になれます。

小さい美術館ながらフェルメールを3枚も所蔵しています。

印象派の原点、
イギリスの画家ターナーの絵が引き立たせる展示も素晴らしいです。

他にも様々な巨匠たちの絵が見られます。

とは言え、とても小さい美術館ですので、
先ずはメトロポリタン美術館で楽しんで、
それでもヨーロッパの絵画を
もっと楽しみたい方はぜひいらしてみて下さい。

個人的にはアメリカでヨーロッパの絵画を
じっくり味わえるのでおすすめします。

最後まで記事を読んでいただき
ありがとうございました。

さらなる情報、ご意見ご感想、
体験談などコメントいただけたら嬉しいです。
Yukiyo mommy
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サイト内関連リンク
モネの絵を楽しむ基礎知識3つ
フェルメールの絵[3つの災難]
「異端児」カラヴァッジオで見るキリスト教絵画
ゴヤの「黒い絵」ビフォーアフター
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