お家で「オルセー美術館」(後半)6作品

今回の記事でも、
パリ、オルセー美術館の有名作品を
行かずして楽しもうとする記事、第2段。

前回は
お家で「オルセー美術館」(前半)6作品

今回は印象派中心に紹介しますので、
印象派好き必読。

オルセー美術館 作品 

オルセー美術館は
19世紀後半から20世紀初頭
までの美術品が展示されている美術館です。

オルセー美術館の公式ページ
Musée d’Orsay(英語)

ルネサンスやロココは
ルーブル美術館(日本語)
現代アートは
ポンピドーセンター(日本語)

前回はオルセー美術館で所蔵する
前期の作品を紹介しています。

ロマン主義後期「ドラクロワ」の2作品
カバネルとマネの2作品のヌード
ミレーとゴッホの2作品
お家で「オルセー美術館」(前半)6作品

マネの傑作だらけ

オルセー美術館は
「印象派の父」とも言われる

エドゥワール・マネ
(Édouard Manet)

の傑作が多く所蔵されています。

その中でも有名な傑作が、
「笛を吹く少年」

Le fifre en 1866

「笛を吹く少年」は
背景が一切なく、
当時の絵画としては異色なものでしたが、
その影響は時代を遡った、

スペイン画家の巨匠「ベラスケス」が描いた
「道化師パブロ・デ・バリャドリード」

Pablo de Valladolid 1635
↑プラド美術館所蔵

1866年「笛を吹く少年」は、
当時のサロンでは却下されています。

しかし、
小説家「エミール・ゾラ」が
雑誌「 La Revue du XXe siècle」に
肯定的な批評をしたことにより評価されました。

そのお礼に描いた肖像画もオルセー美術館に所蔵されています。

Emile Zola en 1868
この肖像画を描いた場所はマネのアトリエで、
壁にはベラスケスの絵、浮世絵と並び
マネの「オランピア」が貼られています。

「オランピア」も批判を受けた絵でしたが、
ゾラはマネの最高傑作だと言っていたのです。

Olympia en 1863
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印象派の父「マネ」が真似した3作品
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ルノワールの世界一見たい絵画

印象派を代表する

ピエール=オーギュスト・ルノワール
(Pierre-Auguste Renoir)

の傑作、
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」

Bal du moulin de la Galette en 1876

「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
と言う場所はパリ、モンマルトルにあるダンスホールでした。

中央に二人いる女性はルノワールのアトリエの近くに住んでいた素人モデルの姉妹で、
座っている方が妹のエステル、
立っているのが姉のジャンヌです。

ジャンヌは道でルノワールがスカウトしてモデルになったそうです。

ジャンヌが描かれている作品が、
オルセー美術館にもう一枚あります。

La balançoire en 1876
他のモデルは、
ルノワールの兄弟エドモンドと
画家ノルベルト・ゴイネイト
奥はダンスホールの人々が描かれています。

美術館の説明にもウィキペディアにも、
子供のことが書かれていないのですが、
誰でしょうね?

木漏れ日は光が揺れることが
美しさの一つだと思うのですが、

ルノワールの凄さは木漏れ日のゆらめきを絵になっているんですよね。

「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は
木漏れ日と人工の明かりが混じったゆらめき、
「ぶらんこ」は自然の中のゆらめきが美しいですね。

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ルノワールは花の絵を好んで描いていました。
ルノワールの花の絵画だけを紹介した過去記事です。
[ルノワール]花だらけの60年
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ルノワールが描いた猫についても書いている過去記事です。
オルセー美術館所蔵の2点紹介しています。
やっぱり猫の絵画が好き。名画の中の猫。
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モネの旗のゆらめきも美しい作品

印象派の名前の由来の絵を描いた、

クロード・モネ
Claude Monet

モネと言えば…の絵画が山ほどある中、
オルセー美術館だから楽しむ、
フランスの歴史と絡み合ったモネの傑作だと思うのでこちらを紹介。

「モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日」

La rue Montorgueil, à Paris. Fête du 30 juin 1878 en 1878
1878年
フランス政府が「平和と仕事」をお祝いする祭りを開きました。

この年の数週間後
「パリ万博」が開かれましたので、
そのこけら落とし的なお祭りでもあり、
当時の共和党政権の強化にも使われました。

モネの光のゆらめきを表現できるタッチが、
この絵では旗のゆらめきに利用され、
歓喜を感じさせます。

同時に描かれ印象派展に出された作品が
フランス、ルーアンにある
ルーアン美術館にあります。

こちらの絵の中の旗には
「VIVE LA REP[ublique]」と書かれています。

RUE SAINT-DENIS, CELEBRATION OF 30TH JUNE 1878
↑ルーアン美術館

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5枚で解説。モネの絵画はここへ行け!
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オルセー美術館ならでは対比「マネとモネ」

オルセー美術館には
マネとモネの
同じタイトルの絵画が存在します。

そのタイトルは

「草上の昼食」
(Le Déjeuner sur l’herbe)

真似したのはマネではなくモネ。

元となるマネの
「草上の昼食」は、

またもや裸の娼婦がスキャンダラスで、
サロンから却下されています。

Le déjeuner sur l’herbe en 1863

マネの「草上の昼食」から
インスピレーションを得て描いた
モネの「草上の昼食」は

Le déjeuner sur l’herbe entre 1865 et 186

Le déjeuner sur l’herbe entre 1865 et 1866

合わせて、

4×6メートルにもなる大作であった、
モネの「草上の昼食」が
なぜ分割されているかと言うと、

この作品は発表される前に、
家賃滞納で大家に預けることになりました。

大家は地下室に置いていただけでしたので
取り戻したもののカビが生えてしまい、
モネ本人が切断をしたということでした。

悔しかったでしょうね〜。

お家で楽しむオルセー美術館まとめ

今回はオルセー美術館、
印象派最重要画家3人の
6作品と関連作品を紹介しました。

マネの
「笛を吹く少年」と
「エミール・ゾラの肖像画」

ルノワールの
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と
「ぶらんこ」

モネの
「モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日」と
「草上の昼食」

オルセー美術館ならではの対比ができ、
書いていても楽しかったです。

あぁでもやっぱり実際に行きたい。
と、思ってしまうのは仕方ないですよね。

読んでいただいた方も楽しんでいただけたら嬉しいです。

ドラクロワなど紹介した前半はこちら↓
お家で「オルセー美術館」(前半)6作品

オルセー美術館が所蔵する、
今回の後の時代はまたいつか。

とりあえず過去記事で
次の時代を見ていただけたら嬉しいです。
[たった9枚]見てわかる後期(ポスト)印象派
絵画でわかる北欧5カ国[画家5人]
クリムトの[重要3作品]とその美術館

ゴッホの生涯がわかる3枚の肖像画
なぜタヒチを描いたか?ゴーギャンと「快楽の館」
バレエの絵画は結局ドガ[すぐ分かる]ポイント6つ

これは欲しい!世界3大「花の絵画」

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サイト内関連リンク

メトロポリタン美術館で印象派
メトロポリタン美術館サイトを英語で巡るコツ3つ
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