五番街の開拓者。ヘンリベンデル。

華やかなニューヨークを代表する5番街。

ここには有名ブランドやデパートが並んでいます。
セントラルパークに一番近い
有名な老舗高級デパートは
バーグドルフ・グッドマン
(Bergdorf Goodman)

詳しくは2013年の映画
「ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート」
(原題:Scatter My Ashes at Bergdorf’s)
こちらを観るとして、

その並びにあるもう一つの老舗デパートについてです。

デパート、ヘンリベンデル

ニューヨークのお土産の定番でもあった
茶色と白のストライプの商品が並び、
女子好みの商品を揃え、

海外ドラマ「ゴシップガール」のロケ地でもあり、
とても新しいイメージなのですが、

実は、1895年創業、
2019年で123年も続いた老舗デパートです。

その老舗デパートですが、
母体の会社「L Brands」の業績の悪化から
2019年1月
全米のヘンリベンデルデパートが閉鎖となりました。

ミスター、ヘンリベンデル

デパート、ヘンリベンデルの創業者は
起業家であり、ファッションデザイナーでもある

ヘンリ・ウィリアムス・ベンデル
(Henri Willis Bendel)

1868年1月、
ルイジアナ州、バーミリオンビルに生まれます。
父親は6歳で亡くなり、
母親は多くの仕事を掛け持つビジネスウーマンとで、
再婚相手は当時のルイジアナでビジネスで大成功おさめた人でした。

ヘンリベンデル自身も
ルイジアナの有力なビジネスマン家系の女性と結婚し、
帽子の仕立てのビジネスをしていましたが、
火事に遭ったことを機に
ニューヨークへ来ました。

直後、奥様は亡くなってしまったそうで、
その後ヘンリベンデルは二度と結婚しなかったそうです。

ニューヨークに移動したヘンリベンデル。

グリニッジビレッジで
再度、帽子の仕立て屋を創業し
大成功を収めました。

この成功から、
ファッションデザインの技術を生かし、
ドレスのオーダーメイドと、

フランス語を生かし、
パリから独占輸入したファッションの販売を始めます。

8階建てのビルを現在の立地に近い
10 W 57th Stに建てました。

その後順調に手を広げ
多くのお店が建っていったのです。

ヘンリベンデルは1936年3月、
パークアベニューの自宅で亡くなりました。

現在はマンハッタンの北
ウェストチェスター郡のケンシコ墓地に眠っているそうです。

茶色と白のストライプ

ヘンリベンデルデパートと言えば、
茶色と白のストライプ。

ショッピングバックやオリジナル商品などに使われており、
ヘンリベンデルの象徴です。

この茶色と白のストライプをデザインし
ショッピングバックと帽子箱に最初に使ったのも
創業者のヘンリベンデルでした。

5番街の開拓者

ヘンリベンデルは
初めて5番街に高級小売店を作り、
初めて半年ごとのセールを行い、
初めて商品のリメイクを提案し、
初めてファッションショーを行いました。

そして、
20世紀を代表する、
フランスのファッションデザイナー
「ココ・シャネル」(Coco Chanel)を
初めてアメリカ合衆国に紹介しました。

60年代
アメリカでは女性解放運動が起こりましたが、
シャネルは女性をコルセットから救い出した
女性解放の代名詞とも言えるデザイナーです。

「ヘンリベンデル」は、
ただ素敵なファッションを女性に提供するだけではなく、
女性の立場を向上する源道力にもなったのかもしれません。

1957年
ファッション雑誌編集者であった
ジェラルディン・スタッツ(Geraldine Stutz)
が社長となり
5番街のヘンリベンデルとしての名声を作り上げました。

60年代を代表するアメリカのアーティスト
「アンディー・ウォーホール」を
専属イラストレーターに起用したのも画期的でした。

版画はお得?

アイザック・ゼノウ

1985−1991年
今回デパート閉鎖を決めた「L Brand」の降下に入り、
大規模なリノベーションが行われました。

その間、
ニューヨーク市歴史建造物保存委員会の会員であった
ジャクリーン・ケネディーの助けを借り、
ショーウィンドーは隠されず、公開され続けました。

1994年からは
アンディー・ウォーホールに代わり
アイザック・ゼノウ(Izak Zenou)が
専属イラストレーターとなりました。

カラフルで軽やかでおしゃれな女性を描く

アイザック・ゼノウ

彼の描く女性は
オードリー・ヘップバーンや
イネス・デ・ラ・フレッサンジュ
等をイメージさせる

スタイリッシュで可愛らしい女性達の日常を
独自のタッチでファッションイラストにしています。

ヘンリベンデルのみならず、
セフォラではアイザックのバッグやアクセサリーが、
セリーヌではスカーフが作られました。

ビリージョエルの
「A New York State of Mind」が本になっていますが、
そのイラストもアイザックです。

提携している物ばかりではなく、
彼自身のブランド
「Izak」でバックや小物を扱っています。

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