ダヴィンチの絵を楽しむ3知識

今回の記事では
イタリア、ルネサンス期の画家、

ダヴィンチの絵を見た時に、
「さすがダヴィンチすごい!」
と思える様になるための
基礎知識をお伝えします。

ダヴィンチの絵画は少ないですが、
いつどこで出会うかわかりません。
特にヨーロッパ旅行へ行く人必読。

アートと歴史と人が好きなマミーが
レオナルド・ダ・ヴィンチに敬意を込めて書いてます。

ダヴィンチの絵の楽しみ方

イタリア、ルネサンスを代表する人物の一人、

レオナルド・ダ・ヴィンチ
(Leonardo da Vinci)
1452-1519

画家はダヴィンチを表す一つですが、
音楽家、建築家、数学者、
天文学者、地質学者、物理………
まとめて博学者です。

とは言え、
現代においてダヴィンチの凄さに
直接触れられる可能性があるのは、美術館にある絵画。

ダヴィンチの絵画に触れた時の感動を倍増させるために、
知っておくと良いポイントを3つお伝えします。

解剖合計30死体

数多あるダヴィンチの功績の中でも、
割合の高いものが

人体解剖学。

工学よりも人体は複雑。
哲学などとしても生と死と深く関連する
ダヴィンチの好奇心が尽きない対象でした。

人体だけではなく、
動物、特に馬については人体と同じく
深く研究した結果が残っています。

ダヴィンチが解剖学に力を入れた期間は
3つに別れます。

1.ミラノ、1480-90年、
特定の筋肉と骨について

2.フィレンツェ、1502-07年、
体の仕組みについて出版

3.ミラノとローマ、1508-13年、
内臓と血液循環の研究

公式に病院へ行き解剖に立ち会ったり、
密かに死体安置所へ行き
ダヴィンチ自ら解剖ををしたり、

ダヴィンチは生涯で
合計30体の死体解剖をし、
200枚のドローイングを残しています。

その多くのダヴィンチのドローイングが、
イギリス、ウィンザー城の
ロイヤルコレクションにあります。

↓ウィンザー城コレクション検索
Leonardo da Vinci と入れてみてください。
THE COLLECTION


The bones of the arm and leg. c.1510-11
8つの腕の骨格。右肩の筋肉、骨盤と足が描かれ詳細が描かれています。


Recto: Studies of the nerves and muscles, the heart, and optics. Verso: Blood flow through the aortic valve c.1512-13
血液の循環や心臓の弁の動きの理解をしていたことがわかります。

静脈と動脈の違いがあることはわかっていなかったようです。

黄金比は序の口でした

黄金比(Golden Ratio)
1:1.61803…
の比率のことで、

古くはパルテノン神殿、
エジプトのピラミッドの比率に見られ、
現在では名刺やスマホのサイズなどにも利用される、

人が美しいと思う比率です。

自然の中ではオウムガイが黄金比でできていることで有名。

黄金比の代表の様に紹介されることもある、
「ウィトルウィウス的人体図」ですが、

Studio di proporzioni del corpo noto come Uomo vitruviano
↑ヴェネツィア、
アカデミア美術館所蔵

古代ローマ時代の建築家
「ウィトルウィウス」が
人体について記述した、
人体の平均的比率についてを絵にしたもので、

「黄金比」の記述はありません。

結果として黄金比になっている箇所があるのです。

ただし、ダヴィンチは
「golden section」
として理解をしていたので、
意識をして入れていることが考えられます。

名画「モナリザ」も、
全体の縦横が黄金比、
顔の比率も黄金比、
顔と体…など至るところに黄金比が見られます。

↓動画「モナリザの秘密」
モナリザの「黄金比」について最初に示されています(英語)

15年続けた「スフマート」技法

現実の人や物に
「輪郭」は存在しない。

そう考えたダヴィンチは
輪郭を無くすため徹底的に「ぼかし」ました。

その技法を「スフマート」と言います。

「スフマート(Sfumato)」とは
イタリア語の「Fumo(煙)」から来ている言葉です。

ダヴィンチの「スフマート」技法の集大成が
あの「モナリザ」

「モナリザ」が注目されるのは
この技法にあるのではないかと思います。

と言うのも「モナリザ」を
ダヴィンチが描き始めたのは1503か04年から、
亡くなる1519年まで加筆を続けていました。

15年も手元に置いて加筆を続けていたのです。

ダヴィンチのスフマートは、
油絵の具を多めの油で薄め、
とても薄いレイヤーを
何ヶ月もかけ40回も指で塗り重ねていたことがわかっています。

「モナリザ」の微笑は
スフマートを追求した結果かもしれないそうです。

↓動画、スフマートの塗り方(英語)

ダヴィンチの絵の楽しみ方まとめ

ダヴィンチの絵を見る前に理解していると、
感動倍増する基礎知識3つをお伝えしました。

1,ダヴィンチの解剖学への深い探究心。
2,ダヴィンチの絵の中の黄金比
3,ダヴィンチのペイント技術「スフマート」

これらを知ってダヴィンチの絵を見たならば、
その感動は倍増することでしょう。

むしろ、
ダヴィンチは絵画より、
ドローイングがみたくなったかもしれません。

それらの多くは
イギリスのロイヤルコレクションなので
ぜひイギリスへ旅してみてください。

最後まで記事を読んでいただき
ありがとうございました。

さらなる情報、ご意見ご感想、
体験談などコメントいただけたら嬉しいです。
Yukiyo mommy

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